議会報告

平成15年度 第4回定例会(6月19日)

平成15年度 第4回定例は、6月19日に開会し6月27日まで開催されました。本会議における樋渡紀和子の質問は、以下のとおりです。

ひわたし紀和子の質問

  1. 高齢者施策について
    1. 福祉会館の活用について
    2. 単身高齢者向け住宅の整備について
  2. 男女平等参画条例の策定について
    1. 男女平等参画条例の策定について
  3. 「名誉昇給」について
    1. 職員の名誉昇給について

※ これら質問は、定例会における質問の全文です。

[1-1] 福祉会館の活用について

Q質問

高齢者施策について

港区の高齢者の90%は、介護保険のお世話にならず元気で暮らしておられるが、この方々に対する健康の持続、健全な高齢化を目指した施策は無いに等しい。

福祉会館の活用について

そこで具体的に、港区内の福祉会館の状況を改善し、改革することにより新しいコミュニティ・ハウスとして、より魅力的でより多くの人々が出入りする施設とする方策があるのか。無ければ区民参加の「福祉会館再生計画検討委員会」の設置を提案する。

A区長答弁

ただいまのオンブズマンみなと・一票の会を代表しての樋渡紀和子議員のご質問にお答えいたします。

最初に、高齢者施策についてのお尋ねです。

まず、福祉会館の活用についてです。

福祉会館は、平成14年4月に条例を改正し、高齢者の生きがいづくりを支援するとともに、区民の相互交流や自主活動を促進するなど、広く区民福祉の増進を目的とした施設として位置づけました。

また、基本計画、地域保健福祉計画でも、高齢者の憩い、生きがいづくり、趣味活動の拠点、世代間交流の場として整備充実していくこととしています。

現在、この方針に従い、新しい事業展開について検討しています。今後、区民の皆さんの声を取り入れ、港南健康福祉会館を含め、福祉会館を活用してまいります。

[1-2] 単身高齢者向け住宅の整備について

Q質問

独り暮らしの高齢者が増えている昨今、きめ細かい施策が港区政には欠如している。年に2度の単身高齢者用公的住宅の募集の際、1戸から数戸の空き家に対し、10から100倍の応募がある。当選した人はよろしいが、はずれたお年寄りはその後どのように暮らしておられるのか追跡調査したことがありますか?

切羽詰った人もいるのに違いない。予算の問題で高齢者施策を後回しにするのではなく、安心して暮らせるようあらゆる手段を講ずるべきだが。

A区長答弁

次に、単身高齢者向け住宅の整備についてのお尋ねです。

港区内には、現在、区立住宅50戸を含め、247戸の公営高齢者集合住宅が設置されています。その内、単身用高齢者住宅は204戸です。

今後の計画は、平成17年度に都営港南四丁目第3団地建替プロジェクトで、シルバーピア50戸が設置される予定です。今後も東京都に対し都営住宅の地元割当の拡大を要請するとともに、民間賃貸住宅を活用し、高齢者向け住宅の確保に努めます。

なお、グループホームについては、現在、痴呆対応のみ考えております。

[2] 男女平等参画条例の策定について

Q質問

条例検討委員会についての疑問

学職経験者4名に公募区民が2名、定数6名といたって少ない。男女平等参画条例となれば区民生活のあらゆる分野にかかわることなので、その規模に相応した員数と意見が必要。この条例の基盤となる港区男女平等参画プランを策定したメンバーからの代表も含まれていない。

私の考えでは、男女平等参画推進の活動拠点となるべき男女平等参画センターの位置づけ、性格、運営、事業などは大変重要な論点なのだが、今までの検討会からは見えてこない。

どのような条例を策定しようとしているのか。

A区長答弁

次に、男女平等参画条例の策定についてのお尋ねです。

男女平等参画条例の策定に関しては、公募区民2名を含む「男女平等に関する条例検討会」を本年4月に設け、条例に盛り込むべき内容を検討していただいています。条例制定の前段階から、区民の意見を聴取する検討会の設置は、港区として初めての試みです。

現在、検討会では、男女平等参画社会の実現に向けて、お尋ねの男女平等参画プランを含め、様々な観点から活発な議論が展開されております。

港区は、今後、検討会での結果を踏まえ、より多くの区民の意見を聴く機会を設け、港区にふさわしい男女平等参画条例の制定に向け、取り組んでまいります。

[3] 職員の名誉昇給について

Q質問

「名誉昇級」について

「名誉昇給」とは、議員が退職する直前に1段階あるいは2段階昇給させ、退職金を増額する制度。港区の給与制度の中で一定の退職手当が規定されているのに、何故ここまでする必要があるのか?

名誉昇給の主たる理由は、公務上功績顕著な者が退職する場合となっているが、平成13年度14年度の実績によれば、定年退職者、勧奨退職者のすべてがこの名誉昇給を受けている。区民の立場に立てば首をかしげたくなる。

平成13年度の退職者93名、うち名誉昇給72名、退職金総額は18億8,097万6,658円、名誉昇給による上乗せ分は一人平均30万円以上になる。

6月13日の新聞紙上で、世田谷区の区長が「名誉昇給制度」を見直すと明言したと報道されているが、港区はどのように対応するのか。

A区長答弁

最後に、職員の名誉昇給についてのお尋ねです。

港区職員の給与に関する条例に基づく名誉昇給は、成績良好で退職する職員に対し、区政への永年の功績に報いることなどを目的として実施している制度です。

現在、港区は、時代の変化に対応した人事給与制度を確立するため、制度全般にわたって見直しを進めております。

今後とも、ご指摘の名誉昇給制度のあり方の見直しを含め、区民の皆様のご理解がいただける人事給与制度となるよう努めてまいります。