議会報告
平成16年度 第2回定例会(7月14日)
平成16年度 第2回定例は、7月14日に開会し7月23日まで開催されました。本会議における樋渡紀和子の質問は、以下のとおりです。
ひわたし紀和子の質問
-
小学生の校外活動について
-
港南地域の整備に伴う受入態勢について
-
高齢者への課税強化について
※ これら質問は、定例会における質問の全文です。
[1-1] 高尾山の遠足について
Q質問
区内のある小学校の5年生が、教師の引率なしで、5,6人のグループに分かれて高尾山へ遠足に行きました。途中、京王線新宿駅と高尾山口で教師が児童の通過をチェックすることになっていましたが、新宿駅で2グループがチェックを受けずに通過したため、善後策に手間取り、全てのグループの帰りの時間が予定より45分ほど遅れ、心配した迎えの保護者が、一番先に独り帰りついた担任教師に、子供たちは何時に帰ってくるのか、どの方角から来るのかを聞いても、「分からない」の返事しかかえってこなかったそうです。
自主性や自立心の育成をめざす校外学習の重要性を否定するものではありませんが、今の時代は危険と隣り合わせであります。実際、子供たちが乗り降りした地下鉄の駅で1ヶ月前に子供の誘拐未遂事件があったばかりなので、保護者の方は、「先生は子供のいのちをどう思っているのか、あまりにも軽々しく扱われてはいないか」と不信の念を露わにしておられました。
私の記憶では、先生に引率され、友達と行く遠足は、心もうきうき楽しいものでした。この学校の児童は、川柳に次のように詠みました。「高尾山はらはらドキドキもういやだ」遠足ぐらい楽しくさせてあげたいものです!
A教育長答弁
ただいまのオンブズマンみなと・一票の会を代表しての樋渡紀和子議員のご質問にお答えいたします。
最初に、小学生の校外活動についてのお尋ねです。
まず、校外活動のあり方についてです。
今回の高尾山の遠足については、グループ活動を取り入れた場面や安全上の配慮など、子どもの安全を守る視点からの検討が十分でなかったととらえております。
[1-2] 危機管理について
Q質問
この高尾山遠足は多くの問題を示唆しております。学習指導要領では、「学校行事」において「集団生活の在り方や公衆道徳などの望ましい体験を積む」とあり、見守りのない子供だけのグループで電車を乗り継いで遠くまで行かせる必然性はないわけであります。現在は、あらゆる場面で危機管理のあり方が問われている状況があり、保護者の心配もうなづけます。
教育委員会はせめて、各学校から校外活動の計画書を提出させ、安全、安心という観点からチェックし、各学校に許可を与えるべきではないでしょうか。
教育委員会として、これからどのように対応していくつもりなのか、お答えください。
A教育長答弁
次に、危機管理についてのお尋ねです。
校外学習をする前には、教員による実地踏査を行い、危険箇所を点検するよう各学校に指導しております。また、学校に事前の提出を義務付けている校外学習実施届に、危険箇所や安全対策を記入することになっております。
今後は、予測できない事態が起きた場合の対応や、緊急時の保護者への連絡方法など、万全な対策を取るよう、さらに学校を指導してまいります。
[2-1] 生活環境について
Q質問
港南地域の整備に伴う生活環境について
未来の港区民という方からメールをいただきました。それは、来年(平成17年)3月に完成する、港南4丁目2082戸のマンモスマンションに入居予定の人からのメールです。このマンション以外にも港南地域はマンション建設ラッシュが続くと思われますが、区は開発許可や建物の建築確認を通じて、「港区に住んでいいですよ、来てください」といっているとも云えるわけであります。
こうした新住民受入れの態勢は、整っているのかお尋ねいたします。
生活環境について
まず、環境についてですが、私にメールを下さった方は、自動車排ガス問題や運河の悪臭について心配しておられます。港南地域のこうした生活環境はどうなっていますか。
A区長答弁
ただいまのオンブズマンみなと・一票の会の樋渡紀和子議員のご質問に順次お答えいたします。
最初に、港南地域の整備に伴う生活環境についてのお尋ねです。
近年、港南地域における環境指標は、大規模工場の移転などにより、改善の兆しを見せています。
区が設置している、港南環境総合測定局のデータによると、主に自動車から排出されている二酸化窒素、浮遊粒子状物質は、ともに減少傾向にあります。特に、発がん性や呼吸器系疾患など、人への有害性が懸念されている浮遊粒子状物質につきましては、平成13,14,15年度とも環境基準を達成しています。
また、運河の悪臭につきましては、水質調査の結果を見ると、近年は横ばい状態にありますが、昭和60年当時の水質状態からは改善されています。今後も、工場・事業場に対する規制指導、東京都と共同したディーゼル車の排出ガス規制や低公害車の導入促進など、環境改善のための施策を推進してまいります。
[2-2] 学校環境について
Q質問
港南地域の整備に伴う学校環境について
もう一つは、学校についてですが、人口増に伴って児童・生徒数も増加するでしょう。
受入れの準備はできていますか。また、港南小学校の校舎は老朽化していますが、建て替えの必要はないのですか。
メールの方は、学校の教育内容等についても心配しておられます。安心して学校に子どもをお任せできますと言ってもよろしいでしょうか。
A教育長答弁
最後に、港南地域の整備に伴う学校環境についてのお尋ねです。
今後、その人数は増加傾向にありますが、この地域における学校施設の中で受け入れていくことが可能であると考えております。なお、個々の学校の在籍者数の推移は、今後とも慎重に見守ってまいります。
また、港南小学校の校舎は、平成10年に耐震補強工事を実施しており、当面、現校舎を使用していく予定です。
教育内容については、さらに安心して就学出来るよう適切に対応します。
[3-1] 老年者控除の廃止について
Q質問
老年者控除の廃止について
今定例会で、港区特別区税条例の一部を改正する条例が議案として予定されていますが、これは、平成17年1月から老年者控除(控除額48万円)を廃止するものです。
聞くところによれば、この老年者控除の港区における対象者は約9200人で、廃止による税収増は、約2億円だそうです。今の港区にとって2臆円は是が非でも欲しいという状況にはない筈であります。
高額所得の高齢者を除き、ギリギリで生活している高齢者もいるわけで、老年者控除の廃止は、こうした高齢者への負担が大きく、できれば止めて欲しいと考えますが、この点区長はどのようにお考えでしょうか。
今回の条例改正は、地方税法の改正に伴う対応なので、所管課によればやらざるを得ないとのことですが、影響を蒙る高齢者の数は多く、しかも、もともと控除を受けられない1千万以上の高所得者層より一段下の中所得者層が対象ですから、これで生活が一気に苦しくなる方も多数でるのではないかと思われます。とすれば、福祉施策として何らかの高齢者支援策を講じる必要があろうかと思いますが、如何でしょうか。
A区長答弁
次に、高齢者への課税強化についてのお尋ねです。
まず、老年者控除の廃止についてです。
地方税の賦課徴収は、法律の定めるところによるとされております。本年3月31日に公布されました地方税法の一部改正により、老年者控除が廃止されました。そのため、港区特別区税条例におきましても、同様の改正が必要となったものです。
[3-2] 高齢者支援策について
Q質問
港南地域の整備に伴う学校環境について
もう一つは、学校についてですが、人口増に伴って児童・生徒数も増加するでしょう。
受入れの準備はできていますか。また、港南小学校の校舎は老朽化していますが、建て替えの必要はないのですか。
メールの方は、学校の教育内容等についても心配しておられます。安心して学校に子どもをお任せできますと言ってもよろしいでしょうか。
A教育長答弁
最後に、高齢者支援策についてのお尋ねです。
高齢者福祉につきましては、低所得の高齢者に対するさまざまな施策について今後とも配慮してまいります。
よろしくご理解のほど、お願いいたします。







