議会報告
平成17年度 第2回定例会(6月8日)
平成17年度 第2回定例会は、6月8日に開会し6月16日まで開催されました。本会議における樋渡紀和子の質問は、以下のとおりです。
ひわたし紀和子の質問
付属機関である審議会・懇談会等について
※ これら質問は、定例会における質問の全文です。
[1] 区行政との関係について
Q質問
付属機関の意義と重要度について
去年のことですが、「区民参加」の区政について、また、「区民主役」の区政について質問させていただきました。こうした積極的な意図をもった区政運営が、行政の民主化を実現すると思うからであります。 自由な国、日本、民主主義の国、日本と称しながら、未だ眞の民主主義が根付いていない現状のなかで、少なくとも、わが港区から民主化が進められれば、大変うれしいことではないでしょうか。そこで今日は、区民の意見が反映される場としての審議会及び懇談会等について取り上げることにいたしました。
先ず区政運営上、付属機関等の持つ意義と重要性についておたずね致します。「付属機関」とは、地方自治法第138条の4、第3項の規定に基づき、法律又は条例により設置されたもの、そして、「懇談会等」とは、区政に関する区民の意見反映等を目的とし、要綱等により設置されたものであります。その設置と運営にあたっては基準を設け、行政執行の透明性の確保及び区民に信頼される公正・公平な区政運営の実現を図るものと規定されております。
さて、現実には、実存する審議会等がすべてこの目的に沿ったものになっているのでしょうか。40を超える付属機関が運営されていることが今回の調査で判ったのですが、そのいちいちについて意義と重要性が認められるのでしょうか。認められるとすれば、区政への区民の参加度は申し分のないものと考えられます。但し、公募の有無によっても、当該付属機関の内容は大きく異なる筈です。
そこで質問ですが、審議会及び懇談会等に要する17年度予算は総じて69,748,174円にのぼります。もちろん、機関によっては、支援委託調査を行ったりするケースもあるのでこれも含む総額です。43の付属機関等に対するこの予算総額を考慮して、意義と重要度をご説明ください。
A区長答弁
ただいまのオンブズマンみなと・一票の会を代表しての樋渡紀和子議員のご質問にお答えいたします。
最初に、付属機関である審議会・懇談会等についてのお尋ねです。
まず、付属機関等の意義と重要度についてです。
付属機関、懇談会等は、専門家や学識経験者の専門知識や経験を活用するとともに、区政に区民の意見を反映させるために設置されています。
建築審査会等、法律・条例により必ず置かなければならないとなっている機関も多数あり、いずれの機関も、その設置の目的に沿って区政運営に重要な役割を担っていると考えています。
Q質問
委員選考の透明度について
次に、委員選考の透明度についてです。最も区民の側から問題視されているのが、この部分です。私自身、議員になる動機の一つにこの問題がありました。まちづくり基本計画を策定する審議会の公募委員に応募して、最終的に男性二人、女性二人の中から男性二人が選ばれ、女性二人が落選したと知らされた時、背後に何か暗いものがあると直感したわけです。この時、調べて下さった議長体験もあるベテラン議員は、この問題を解決したかったら、あなたが議員になるほか道はないとおっしゃって下さいました。区民に理解できないような人選は極力避けるべきであります。委員長や副委員長に選ばれながら、ほとんど出席しない人がいたり、折角委員を委嘱されていながら、発言しない委員だったりすると、これは区民の側から必ず問題視されます。
そこで質問です。委員選考の透明度を上げるために、どのような手段をとったらよいとお考えでしょうか。説明責任を完全に果たせるような方法であるべきと思いますが。公募しない審議会等もかなり存在するようです。この場合、各団体代表といったかたちで選んでおられますが、旧態然とした、実情にそぐわない団体が、今も選ばれていることが今回の調査でわかりました。
A区長答弁
次に、委員選考の透明度についてです。
本年4月に付属機関等の設置及び運営に関する基準を策定しました。
そのなかで、区民の公募を積極的に行うことや、委員の男女構成は、港区男女平等参画行動計画の趣旨を踏まえ、均衡のとれたものにするよう努めるなど委員の選任の基準を定めています。
今後、この基準を適正に運用し、公正性や透明性の確保に努めてまいります。
[2] 男女平等参画との関係について
Q質問
付属機関等への女性の参画度について
次に、男女平等参画との関連で、付属機関等への女性の参画度についておたずねします。
港区男女平等参画条例に基づく行動計画が策定されました。あらゆる場における男女平等参画の推進が求められ、社会活動、地域活動では今まで男性のみに委ねられてきた指導的立場に女性も参画すべきとされております。審議会への参画もその一つであります。区の政策・方針決定に深くかかわる審議会等において女性の意思を反映させることは、男女平等施策の推進のみならず、区政の民主化に大きく貢献するにちがいありません。
そこで質問ですが、現在、付属機関等への女性の参画度はどの程度まで推進されているのでしょうか。又、目標は、21年度までに、50%を達成するとされておりますが、そのために如何なる秘策を練っておられるのか、お聞かせください。鳥取県知事の片山氏は、「審議会に女性を積極的に採用するように、ただ言うだけでは、策定する職員たちはなかなかきいてくれません。だから、審議会等の名簿は男女比6対4で持って来いと言ってあります。どちらが6でもよいが、どちらかが4以下の場合は受け付けないことにしています。そうすると、前には人がいませんと言っていたのがちゃんと探してくるわけです。」と話しておられる記事を読みました。すべてはやる気一つなのだと思います。どうかやる気充分のご答弁を期待いたしております。
A区長答弁
最後に、付属機関等への女性の参画度についてのお尋ねです。
港区男女平等参画計画では、女性委員の参画率を平成21年度に50%とする目標を掲げ、その推進に取り組んでおります。
本年4月の時点では、付属機関等の女性委員の割合は24.4%で、前年と比較して3.4ポイント上回りました。
港区付属機関等の設置及び運営に関する基準で、委員の男女構成は、均衡のとれたものとするよう努めることを定めました。
今後も、この基準に沿って付属機関等の男女平等参画に取り組んでまいります。






