議会報告
平成19年度 第1回定例会(2月23日)
平成19年度 第1回定例会は、2月22日に開会し3月13日まで開催されました。本会議における樋渡紀和子の質問は、以下のとおりです。
ひわたし紀和子の質問
区政運営上の問題点について
※ これら質問は、定例会における質問の全文です。
[1] 3R推進行動会議について
Q質問
区政運営上の問題点について
まだ区長のご就任間もない頃、私は一般質問の場で、区政の民主的な運営についてお尋ねしたことがございました。
区長からは、区民本位の区政運営を進めるとのご答弁をいただいたのですが、区長は更に具体的に、「あらゆる業務遂行に区民の意向を的確に反映させてまいります」と付け加えておられます。
現在、支所改革が進み、総合支所制度が軌道に乗りつつあることに思いを致します時、区長が言われる「あらゆる業務遂行に区民の意向を的確に反映させる」道が開かれ始めたのではないかと感じております。区長の意図されているところが着実に実現されるには、日常区民と接して居られる職員の方々が、区民の力をどこまで引き出せるかにかかっています。すなわち、住民の力量は、行政によって左右されるものではないでしょうか。
この観点から、今日この場では三つの問題点を指摘し、区長、および教育長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。
清掃関係の「3R推進行動会議」について
先ず、清掃関係の「3R推進行動会議」についてです。
これは、東京23区清掃一部事務組合によって打ち出された、廃プラを可燃ごみとし、サーマルリサイクルを行うという計画に対し、区としては先ず3Rを推進し、ごみの減量をはかるということで設置された行政と区民との合議体であります。
設置に際しては、交通環境特別委員会で、われわれは公募委員も入れるべきと主張し、そのようにしていただいた経緯があります。
ところが年末に区は、プラスチックの資源回収計画をプレス発表したとき、事前に本計画に関する相談も説明も「3R推進行動会議」に行なっていなかったとは、信じがたい出来事です。
区民の協力があってのごみ行政
役割を与えられていながら、無視されては、区民の力を引き出すより、萎縮させてしまうでしょう。とくにごみ行政は、区民の協力があってはじめて可能となる問題ではありませんか。
区長のお考えをおきかせください。
A区長答弁
ただいまのオンブズマンみなと・一票の会を代表しての樋渡紀和子議員のご質問にお答えいたします。
最初に、3R推進行動会議についてのお尋ねです。
3R推進行動会議は、区民、事業者、区の三者でごみの発生抑制を目指し、具体的な発生抑制策を検討しております。
来年度からモデル実施をする予定の全てのプラスチックの資源回収は、区民の皆さんの要望、議会でのご審議等を踏まえ、資源として再生利用することを目的して実施するものです。
この全てのプラスチックの資源回収の計画につきましては、1月25日の3R推進行動会議に報告いたしましたが、早めの情報提供が必要であったと考えております。今後は、適宜適切な情報提供に努めながら、区民の皆さんとともに事業を推進してまいります。
[2] 高輪福祉会館等改築のワークショップについて
Q質問
次に、総合支所が開催する公募区民によるワークショップについてです。
福祉会館の改築ワークショップについて
私は二つのワークショップにオブザーバーとして参加しました。
一つは、白金台のどんぐり公園設置のとき、そして今回は、福祉会館改築にあたり、区民の希望を聴くというものです。
区立公園の場合は、ほとんど全面的に区民の間でまとまった案が実現されるようで、これに私は異を唱えるものではありません。
同じワークショップでも福祉会館の改築は公園とはちがいます。議員の間でもすでに、福祉会館の改革、現代の要請に応えるものとするようにとの論議がなされております。そのようなことを知らされずに集まった区民は、改革的な考えを持ち合わせていても、遠慮して言えず、結局、公園の場合と全く同じ手法でワークショップをさせられているというように見受けられました。
これでは区民の力は引き出せていないと思います。その上、われわれ議員の考えはどのように生かされるのでしょうか。
区長のお考えをおきかせください。
A区長答弁
高輪福祉会館等改築のワークショップについてのお尋ねです。
現在、高輪福祉会館等の改築に当たりましては、計画の初期の段階から各施設の利用者や地域の方々に参加をしていただき、建物整備では始めての試みとなるワークショップを実施しております。
限られた敷地の中で、福祉会館、児童館、保育園の整備に努めるとともに、地域交流や世代間交流の場の確保を目指しております。
今後、さらに議会での議論や地域からの福祉会館のあり方などについて、必要な情報等を提供し、ワークショップの充実を図ってまいります。
また、議会をはじめ区民の方々からいただいたご意見、ご要望を踏まえながら、福祉会館等が効率的に活用でき、魅力ある施設となるよう、着実に改築計画を進めてまいります。
よろしくご理解のほどお願いいたします。
[3] 港区の歴史の記録保存について
Q質問
次に、港区の歴史の過程を記録、保存するのも区政運営上、重要な分野であります。
実は最近、一区民の方から聞き、これは区の貴重な財産が失われようとしている話しではないかと思い、このようなことが許されてよいものか教育長にお伺いいたします。
アマチュアカメラマンの関根謙吉さんのコレクション
六本木二丁目に在住したアマチュアカメラマンの関根謙吉さんは、17歳から90歳まで、記録写真を撮り続け、大正初期から地元をはじめとする都心の移り変わりをカメラに収め、その数は、アルバム300冊、計約10万点にもなるコレクションだそうです。
平成11年頃、時の教育長からお話しがあり、故関根氏の次女からみなと図書館資料室に全部寄贈されました。
ところが、それから3年後、予算も人手もないという理由で返還されて来ました。もはや一個人ではどうにもならない問題ですが、それより先に、これは港区民の大切な文化遺産ではないかと考えますが如何でしょうか。お答えください。
A教育長答弁
港区の歴史の記録保存についてです。
港郷土資料館では、区の歴史資料として、区内の風景や行事などを撮った写真を、寄贈や購入等により収集保存し公開しています。
写真は、その時代を切り取った貴重な歴史資料と考えております。
歴史資料として保存し活用するためには、いつ、どこで撮影したかなど写真を説明する基礎的な記録が不可欠です。
ご指摘の資料については、資料を所有している方と十分ご相談し、調査のうえ郷土資料館で活用してまいります。
よろしくご理解のほどお願いいたします。






